ゆうゆう105号 2017年12月22日発行
日ごろな一枚
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1.新宿稲荷探訪 ―宝くじスペシャル―
いよいよ年の瀬も近づき、寒さも厳しくなるこの頃。鍋にこたつや雪化粧、この季節だけの楽しみは尽きませんが、宝
くじなんかも年末の風物詩と言えるのではないでしょうか。一攫千金、使い道に頭を巡らせばさぞかし良い夢が見られ そうです。そんなわけで、今回はさらにいい夢を見られそうなご利益のある神社を紹介します。なにしろ東京にはなんで もあるので、どんなお願いでも見合った神様がいるわけです。だからもちろん宝くじにまつわる神様もいて、しかも近場 の新宿区内にいるというので今回はそこに行ってみました。 皆中稲荷神社 ―狙った獲物は百発百中!?―
「ありふれたこと」の慣用句に「伊勢屋、稲荷に犬の糞」と言うように、東京にはたくさんのお稲荷さまがいて、それぞ
れバラエティのあるご利益・縁起があります。初めは農業の神様だったのが、伏見から江戸に来た途端、やれ土地や 館の守り神だやれ商売にご利益だとどんどん広まっていき、他にも色んな願いを叶えるようになって今のありさまだと か。 そんな移り変わりの激しいお稲荷さまですが、同じく移ろう街の大久保の皆中稲荷神社は、その名もズバリ、狙ったも
のを「皆(み)な中(あて)て」くれるお稲荷さまなのです。 皆中稲荷がましますは百人町の一丁目。百人町と言えば、徳川幕府の鉄炮組百人隊の屋敷があったところで、この
お稲荷さまもかつては射撃場に祭られていました。社伝によれば、とある鉄炮組与力が射撃が上達せず悩んでいたあ る日、夢に稲荷之大神が現れ、霊符を授かったそうです。翌日社にお参りし、射撃をしたら百発百中。「これはすごい」 と噂は駆け巡り、射撃に関わらず勝負事・賭け事にと参拝者が訪れたところ続々と効験があって、いつしか皆中稲荷 の名でよばれるようになった、のだとか。 ![]() ![]() 実際に訪れますと、新大久保駅周辺で交番の横にあり、神社の銘が入った灰色い石柱と鳥居が街中でかえって目立
っております。大久保通り沿いの鳥居から入り二条並んだ石の道を進んで、手水舎・社務所に苔むした狐・狛犬やらを 通り過ぎると社殿があります。稲荷神社なのですが、ここでは狐だけでなく狛犬も置かれていて、なんだか賑やか。石 の道はゴツゴツとしていて隙間も大きく、土の地面より二、三センチ高いため、車いすでは難儀するかもしれません。通 りを外れ横の道を行くと他に入り口が二つあり、社殿までは近道ですが少し段差があります。また社務所や社殿には 階段があります。それから参拝客も結構いて、お昼の一時過ぎだったのですが、ひっきりなしに人がやってきました。女 性が多くて、どうしたことだろうと絵馬掛所を見に行きますと、これが驚いたことにジャニーズや三代目J Soul Brothers などのライブチケットの当選祈願が鈴なりでした。宝くじや受験の祈願も多いのですが、なるほどチケットの抽選も皆中 稲荷の範疇なのでしょう。 なんにせよ、江戸の昔から皆中稲荷は、目まぐるしく変化していく大久保で今日も変わらず、何かを当てたい人々の
願いを叶えています。 宝禄稲荷神社 ―外れても七転び八起き―
さても、宝くじを首尾よく買って、皆中稲荷にお参りして、これで安心。ところが、抽選結果を見ればあたら無惨。そん
な時もあります、お稲荷さまだって万能じゃありません。そして、そんな時に拝めるお稲荷さまだっているのです。 原町三丁目にある宝禄稲荷神社は、世にも珍しい外れくじの供養を行っています。それは面白い縁起があるからで、
以下のようなものです。あるところに富くじ好きの百姓がいました。富くじとは今でいう宝くじなのですが、その百姓はせ っかく貯めたお金をありったけ使って、毎度すっからかんにしていたそうです。それでも止められなくて、ある日、奥さん のヘソクリを掴んで街に行き、いつものようにからっけつ。それで言い訳に困り果てた帰り道、当時は祠だったこのお稲 荷さまに外れくじを隠して、「いつか奥さんを楽させたい」と願ったそうです。するとあら不思議、次に富くじを買うと大当 たりで、それからは何をやってもつきまくり。百姓は感謝のしるしに社をつくり、あやかろうとした参拝客たちは外れくじ を捧げ、ここを宝禄稲荷と呼ぶようになったのです。 ![]() ![]() ![]() ここも皆中稲荷と同じく大久保通りに面していますが、打って変わって落ち着いています。神社自体もひっそり・こじん
まりしていて、地面は全部アスファルト。ちょっと砂利っぽいです。鳥居の前には車止めの鎖が渡してあるので、車いす の場合はサイドから入ることになります。そこからは社殿まで一直線です。社殿の最前まで行くには、足を置くので精一 杯な広さの一段を上る必要がありますが、鈴緒の辺りまでは行くことができます。ここの狐は四匹もいて二匹は屋根に 上っています。地べたにいるのはドーベルマンみたいな引き締まった顔、屋根にいるのは耳が兎のように伸びているの が特徴的。それから賽銭箱の他に外れくじを収める箱があるのもユニークなところです。社殿の脇に木や灯篭などが ありますが、その裏でひっくり返っている水鉢はかつて幕府の重臣が寄進したという由緒あるもの。今でも年に一度(五 月二二日)の外れくじの供養をする宝禄祭には、参拝客と全国から集まった外れくじでごった返します。霊験あらたかな 「宝禄稲荷勝運札」と「宝禄稲荷神社廣前祈祷之符」はこの時の他、元朝参り(初詣)と九月のお祭りの時に頒布してい る、とのこと。 小さなところですが、歴史とご利益のあるところです。見物がてら昔くじで外したものがありましたら一度行ってみるの
も面白いでしょう。また、外れる前から心配するのは滑稽な気もしますが、転ばぬ先の杖とも言いますし、知っておいた 方が心強いかもしれません。 今井 徹 ![]()
2.フェイスブックはじめました!
深刻なケアスタッフ不足が続いていますが、新宿ライフケアセンターの活動を知っていただくための一つの方法になれ
ばと思っています。みなさま、情報発信にぜひご協力ください!! まだまだ試行錯誤の段階なので、ご意見・ご感想をお寄せいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします!
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3.冬休みのお知らせ
ケア依頼の受付は、記の期間お休みします。
12月29日(金)〜2018年1月4日(木)まで
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