ゆうゆう98号 2016年 3月24日発行
日ごろな一枚
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1.卒業生 〜ひと言
卒業を目の前にして、ケアセンターでのさまざまな出来事を思い返します。多くの楽しかった事と少し苦労した事、
すべてを含めて、ケアセンターで活動してきて本当によかった、というのが今の一番率直な思いです。 私は、二名の利用者の方のケアに入らせていただいてきました。ひとつは大学二年生四月からのお風呂のケア。
リフトを操作したり、滑りやすい場所であったりするだけに、はじめは安全に終われるかということに毎回緊張しながら も、生活のお役に立ちたいという気持ちで一生懸命やっていた記憶があります。初めてシャンプーをさせていただいた 時、シャワーのお湯をおもいきり顔にかけてしまったこと、本当にごめんなさい。そんな不手際があっても、Aさんとお母 様はいつも変わらぬ明るい笑顔で迎えてくださり、いつしかお風呂の時間は私にとって一週間の中で特別な、楽しみな 時間になっていました。最初の頃は私のことをなんとなく不思議そうな表情で見ていたAさんが、目をじっと見て「ニコ ー」っと笑ってくれた時、とても嬉しかったです。Aさんとは、お風呂に入るというケアが中心で、何か特別なことをしたわ けではありません。しかしその思い出は一つではなく、気持ちよさそうにお風呂につかるAさんを真ん中に、さまざまな お話をし、楽しかった記憶は尽きません。入浴という日常の一場面の中で幸せそうなAさんとお母様を見て、私まで満ち 足りた気分になっていました。笑顔と楽しそうな笑い声で癒しと元気をくださったAさん、いつも私を気遣い、時に娘のよ うに温かく接してくださったお母様とお父様、ケア中にたくさんお世話になった看護師の皆さま、三年間本当にありがとう ございました。四月からはこれまでのように毎週お会いすることはできなくなってしまいますが、Aさんとご家族がいつま でもお元気で幸せな毎日を過ごしていかれることを心から願っております。近いうちにまたお会いしましょう。 もうひとつのケアでは、Bさんと図書館やスポーツセンター、イベントなど、色々なところへお出かけをしました。歩きな
がら、食事をしながら、たくさんのお話をしました。私たちはお互いに食べることが大好きなので、一緒においしいもの を食べに行ったのも本当に楽しかったです。また、普段はずっと楽しい話をしていましたが、時々Bさんのご自身の障 害に対する考えなどを聞かせていただくこともあり、そのようなお話は私のものの見方を広げてくれたように思います。 ケア中、私が失敗をしてしまうことも何度かありましたが、持ち前の優しさで許してくださり、一緒にお出かけすることを いつも楽しみにしてくださることが、とても嬉しかったです。Bさんは、興味のあることやできるようになりたいことに積極 的にチャレンジされていて、「家にいることがあまりない。」とおっしゃるほどのアクティブさに驚かされていました。そし て、努力家であると同時に、周囲への思いやりと気遣いで、多くの人から好かれているBさん。そんなBさんと過ごすこ とで、私もなんとなく安らいだ気分になれたものです。自分ひとりや友達とでは行くことはないような場所に行き、見た り、体験したりしたことは、その一つ一つが鮮明に記憶に残っています。これからも夢に向かって挑戦されていくであろ うBさんを陰ながら応援しております。 ケアの活動以外にも、四年弱の間に、様々な経験をしました。二回も司会をさせていただいた運動会、利用者の方が
通う通所施設の見学、車椅子合宿、その他にも本当に数え切れないほどの思い出があります。また、行動することに よって実感として学ぶことも多かったです。例えば、利用者の方の車椅子を押したり、自分で車椅子に乗って移動した りすることによって、歩いている時には意識していなかった段差に気づきましたし、車椅子で入れるお店を自分自身で 探さなければ、「バリアフリー」が実際のところは全ての人が使えることを表すわけではないという事実を知ることもなか ったでしょう。このような多くのかけがえのない経験をすることができたのはなによりも、最後までケアに入らせてくださ り、様々な機会を下さった事務局の皆さまのおかげです。心から感謝しております。また運動会や練習会などに顔を出 させてください。これからもよろしくお願いいたします。 安田歩 Cさんへ
一年間大変お世話になりました。至らない点も多く、ご迷惑をお掛けしたと思いますが、外出のケアを通し、今まで見
過ごしてきたことに気づくことができました。Cさんにお会いしていなかったら、気づけませんでした。知識として分かって いたつもりでも、実際に外出すると様々な場面に遭遇し、戸惑うこともありましたが、学ぶことも多くありました。この一 年間は貴重な経験でした。ありがとうございました。またいつかお会いできることを楽しみにしています。 山中加奈子 ケアセンターとともにあった四年間
私は、大学入学からまだ間もない二〇一二年の六月に、初めてケアセンターの事務所を訪ねました。その時は、大
学を卒業するまでこんなにもケアセンターと密接なお付き合いをさせていただくことになると想像もしていませんでした。 私は二〇一三年の四月からちょうど三年間、Dさんの就寝介助のケアに入らせていただきました。Dさんは本当に優
しく穏やかな方で、お休み前の準備をお手伝いさせてもらいながら一緒にお話しする時間が、私にとって癒しの時間と なっていました。また旦那様も私のことを本当の娘のように可愛がってくださり、一人暮らしをいつも気遣ってくださいま した。年に何度か旦那様のお出かけにご一緒させていただく機会もあり、銀座の街へ繰り出すのがとても楽しみでし た。 また二〇一四年の七月からはEさんのケアにも入らせていただくようになりました。Eさんのケアは泊まりを伴う長時
間のケアで、当初は不安な気持ちもありました。半日以上のケアになるためその分覚えることもたくさんあり、はじめの うちはなかなかEさんの指示を覚えられなかったり、Eさん自身の目線に立って動くことができなかったりと、ご迷惑をお かけしたと思います。またケアが始まった当初は、無意識のうちにEさんへ遠慮の気持ちがあったためか、言語障害の あるEさんの言葉を聞き返すことをためらってしまったりすることもありました。しかし、きちんとその場で聞き取れるまで 聞き返し、正確に理解して行動しなければ危険につながるのだということをEさんに言われ、ハッとしました。私は、Eさ んのケアを通して、その人の目線に立って考え行動するということがとても大切だということを学びました。時間が経つ につれEさんの生活パターンがわかってきて、指示がなくても自ら動いたり、Eさんの体調をみて「??しましょうか?」と声 をかけたりすることができるようになり、そうした成長を褒めてもらえたこともうれしかったです。 これらのケアの他にも、事務所の作業のお手伝いや、メールマガジンの配信、ケアスタッフのミーティングなど、本当
に様々な活動に参加させていただきました。また運動会や小学校の車椅子イベントでは、スタッフや利用者の皆さんと 一緒に熱く盛り上がったこともいい思い出です。ケアセンターでの出来事は、私の大学生活を語る上でなくてはならない ものとなっています。 ケアセンターで私と関わってくださった皆さん、四年間本当にありがとうございました。卒業してからも、運動会などで
皆さんと再会できることを楽しみにしています! 平野悠 Fさんへ
私は約一年間、Fさんとのケアに入らせていただきました。
初めてお会いしたときは、お互い緊張もあったかと思いますが、何度かお会いするうちにだんだんと打ち解けることが
できました。何度目かのケアでFさんの方から握手を求めてくださるようになったときはとても嬉しかったです。 お家にお邪魔した時は、Fさんのお気に入りのテレビ番組「路線バスの旅」のビデオを一緒にたくさん見て楽しいひと
時を過ごしましたね。 あゆみの家に伺った際は、ペアでレクリエーションをできて楽しかったです。あゆみの家でのFさんは、場の空気を明
るくしてくれるムードメーカーでした。 いつも元気なFさんとお会いできたことをとても嬉しく思います。また、私を優しく迎え入れてくださったFさんのお父様と
お母様にもとても感謝しています。 ケアセンターではたくさんの貴重な経験をさせていただきました。皆様本当にありがとうございました。 鈴木智裕
二年間、お世話になりました。家が埼玉ということで、なかなか行事には参加できずにいましたが、たまに参加する行
事は、本当に楽しかったです。私はこれから、病院で管理栄養士として働くので、なにかあったら連絡してください (笑)。ありがとうございました。 田村美樹 わたしは大学四年生の一年間という短い期間ではありましたが、新宿ライフケアセンターの活動に関わせて頂き、
様々な経験をさせていただくことができました。ケアとしては二か月に一度の通院のお手伝いをさせていただき、その 他に練習会やあゆみの家へ訪問をしたり、各種イベントに参加いたしました。これら一つ一つの経験が全て初めてのこ とばかりで、正直驚くことも戸惑うこともたくさんありました。しかし利用者の皆様の生活のほんの一部分ではあります が、お手伝いをさせていただくことで、普段は気にしていなかったことが実は生活をする上でとても重要であることに気 づかされました。また、相手(利用者の方)の気持ちを常に考え行動することがコミュニケーションの基本であり最も重 要であるにも関わらず、普段の生活の中でないがしろにしていたことに気づかされました。運動会では普段お会いする ことのない、たくさんのケアセンター利用者の皆様にお会いすることができ、手段は異なっても一つの競技において勝 つためにチームで力を合わせることの楽しさを実感し、コミュニケーション手段は会話だけではないことに気づかされ楽 しい時間を過ごすことができたことが、私にとって大変思い出深い経験となりました。 大学を卒業しケアセンターを卒業することにはなりますが、ケアセンターでの出会いを大切に、今後もイベント等で関
わっていければいいなと思っております。短い期間ではありましたが、たくさんのことを教えていただいた利用者の皆 様・ライフケアセンターの皆様に深く感謝をいたします。ありがとうございました。 池田窓香 Gさんへ
ケアセンターの活動に参加してから一年ほど経過してから、Gさんのケアを担当することになりました。以前運動会で
同じチームになったことがあるとはいえ、脳に障害のある方と一対一で接するのは私にとって初めてのことであり、ケア を開始した当初、不安も少なからずありました。しかし一緒にプリンを食べ、昼寝をしたりするにつれて、障害を過度に 気にすることもなく、良い意味で単なる友人の一人として接するようになっていました。ケアを通して、Gさんの求めてい ることが少しでも汲めていたのであれば幸いです。 Gさんが施設に入所されることとなり、週一回のケアは一年ほどで終わりとなりましたが、その後も施設にてお会いす
るのが恒例になりました。施設の外を散策する、おやつを食べるなど、一時間程度ですがGさんの中で楽しみになって いるのであれば、これ以上嬉しいことはありません。今後も継続してお会いできればと思いますので、これからもよろし くお願いします! Hさんへ
Hさんのケアを担当してから、ちょうど二年の時が経ちました。毎週あゆみの家のバスからお迎えし、車いすからの移
乗をするケアも、私にとってはごく自然な日常の一部でした。この春で担当ではなくなることを考えると、非常に寂しいで す。ケアの最中、Hさんがリラックスして過ごされていたのであれば幸いです。 普段眠っていることが多いですが、時折見せる笑顔が印象的でした。ケアを通じてマイペースに過ごされるHさんに癒
され、またHさんの家族の皆さまのあたたかさに触れ、毎週元気をもらっていました。むしろケアを受けていたのは私の 方かもしれません。 この二年間の思い出の数々は私にとってかけがえのないものであり、楽しいときを過ごさせて頂き、感謝の気持ちで
いっぱいです。ひとまず毎週顔を合わせることはなくなりますが、運動会などまたお会いする機会を楽しみにしていま す。これからもよろしくお願いします! 宮下浩太 2.ケアセンターあれこれ
2月
・運動会練習会2回
・ケアスタッフチームミーティング開催
・新宿区介護予防/日常生活支援総合事業説明会参加
・筑波大学附属大塚特別支援学校見学会
・新宿区指定介護予防/生活支援サービス事業者指定申請(訪問介護相当サービス/生活援助サービス)
・平成28年度 福祉介護職員処遇改善加算届出書提出(障害)
・平成28年度 介護職員処遇改善加算関係届出書類提出(介護保険)
・第9回 「車いすをつかってあそぼう!」開催
3月
・卒業生を祝う会開催
・平成28年度 新宿区介護予防/日常生活支援総合事業指定生活援助サービス事業者生活援助員研修参加
・平成27年度 新宿区社会福祉協議会 地域ささえあい活動助成金実績報告書提出(運動会)
・平成28年度 地域福祉振興事業助成金申請書提出(工房)
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